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冬の感染症・食中毒予防

日付 2020年11月25日

どうもこんばんは、米谷です。

皆さんは感染症や食中毒の予防はできていますでしょうか??

新型コロナウイルスの流行で多くの方が例年よりもマスクの着用や手洗い・うがい、換気などの感染症対策を行っていると思います。

↑私も外出の際はマスク・アルコール・アルコール入りウエットティッシュがかかせません。

冬場に流行する病気といえば、これまではインフルエンザウイルスやノロウイルスでしたが、今年は新型コロナの影響でこの2つのウイルス感染者数は減少傾向にあるようです。

今回は私の勉強の意味も込めて、ウイルスの特徴や予防対策についてお話ししたいと思います。

 

新型コロナ・インフルエンザ・ノロウイルスは全てRNA遺伝子型で、変異しやすいという特徴を持ちます。

インフルエンザにA型・B型・C型という種類があるのはよく知られていますし、同じようにノロウイルスにも様々な種類が存在します。

新型コロナ・インフルエンザウイルスは主に飛沫感染つまり、感染者の咳や唾を目・口・鼻などにあびることで感染します。

他にも接触感染つまり、感染者の咳や唾で汚染された場所に触れた指で、さらに口などを触ることでも感染します。

ノロウイルスは感染者の便・嘔吐物やそれらによる汚染物に触れることで起こる、接触感染が主な感染経路です。

ノロウイルスに汚染されたカキなどの2枚貝を食べて食中毒を起こすこともあります。

 

3つのウイルスへの対処法はやはり、各個人の日常的な感染予防が大切です。

人が密集した場所・換気できていない密閉された場所・人と密着することいわゆる「三密」を避けることは第一の感染対策です。

ノロウイルスは公衆トイレでの感染リスクが高いので、これも注意が必要です。

 

飛沫感染予防にはマスク・フェイスシールドの着用が有効ですが、だからといって完全な予防にはなりません。

マスクをしていたとしても、できるだけ人との距離を空け、大声を出さないことが大切です。

新型コロナウイルスは換気の悪い環境下では、とても小さな飛沫が空気中を長時間漂うエアロゾル感染を起こす可能性があります。

冬は寒いので換気を疎かにしがちですが、意識して換気しましょう。

また、空気が乾燥しているとウイルスの生存が長引き、感染リスクが高まるので、加湿器で室内を加湿することも予防に効果的です。

 

接触感染対策には手洗いと手指消毒が有効です。

手洗い後の消毒の際は、ペーパータオルなどで手の水分をしっかり拭きとってからアルコール消毒をします。

新型コロナ・インフルエンザウイルスはエンベロープと呼ばれる膜をもっていて、この膜はアルコールによって簡単に壊れ、ウイルスは不活性化します。

ただし、ノロウイルスはエンベロープを持たないので、アルコールはあまり有効ではないようです。

もしノロウイルス感染者が家族内にいた場合には、アルコールよりもノロウイルスに有効な次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で食器や食卓などの拭き取り消毒が良いと思います。

【※次亜塩素酸ナトリウムは酸性の薬剤と混合することで有毒ガスを発生するので、十分換気した環境で、使用方法を守って使いましょう!!

 

新型コロナ・ノロウイルスは不顕性感染つまり、ウイルスに感染しているにも関わらず、発熱などの症状が出ない場合があります。

自分が不顕性感染者である可能性を考えて、他人へ感染させないように行動したいですね!

 
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